小説 オンリー・イエスタデイ 14「孤高」 中学2年生のクラスでは、Aと私とサダという生徒が成績上位だった。前期の代議員を決めるとき、サダと私のほか何人かが立候補して、クラス投票で私が選ばれた。当時の私は代議員に選ばれることに価値を見出していた。 Aはそういうことに無関心であり... 2018.10.15 小説
小説 オンリー・イエスタデイ 13「激情」 中学2年生になって、Aと私は5年ぶりに同じクラスになった。 その少し前から、男子の間で戦車の模型を作ることが流行っていた。当時、田宮模型が精巧なプラモデルを出していて、ただ組み立てるだけでなく、実車の写真を見て塗装したり、型式を改造し... 2018.10.01 小説